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畑や大きな庭がなくても、プランターで手軽に家庭菜園を楽しむ方も増えています。
そして回を追うごとにプランターの数が増えたり、以前より大きなプランターや植木鉢で野菜を立派に育てたくなるのもよくある話ではないでしょうか。
そうすると出てくる問題が…
という土の問題です。
そこで今回は、使用済みの土の利用について以下のような項目にまとめて紹介します。
土は野菜の成長を左右する非常に需要な役割を担っているので、間違った使い方をしてはいけません。
この記事をお読みいただけば、土を再利用しても新しい土とそん色ない野菜や果物を育てられるようになりますよ♪
正しく整えて、きれいに美味しい野菜作りを楽しみましょう♪
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目次
使用済みのプランターの土は再利用できる?
使用済みの土でも、正しい処理を行えば再利用ができます。
土を捨てずに再利用する場合は、次のような点に注意しましょう。
- 土の消毒をする
- 土の養分を補充する
- 連作障害に注意する
それぞれの詳細を確認しましょう。
土の消毒をする
ワンシーズン使用した土には、野菜の病気の原因となるカビや微生物など、敵がたくさんいます。
ほかにも根を噛んで枯らしてしまう幼虫類や、葉を食べるナメクジなどの害虫も潜んでいるのです。
消毒をせずに続けて栽培してしまうと、病気にかかりやすくなったり、害虫の被害にあってうまく成長しない可能性があります。
かならず消毒して状態をリセットしましょう。
土の養分を追加する
言うまでもないことですが、一仕事終えた土は前回栽培の野菜に養分を吸収されています。
さらに、栄養を作り出してくれる必要な微生物の数も減っていると考えられます。
実は微生物には、分泌する多糖類によって土に隙間を作るという役割もあるのです。
収穫後の土は養分が不足し、土を耕す微生物が少ないため固く締まっている、いわゆる「痩せた土」の状態といえます。
新しい野菜を育てるためには、土の養分を補充し、植物が伸び伸びと根を伸ばせるよう、柔らかくほぐさなければなりません。
連作障害に注意する
連作障害とは、一つの土壌で同じ野菜および同じ科のものを続けて栽培すると、その種が弱い病気にかかりやすくなるなどして、うまく育たなくなることです。
特に連作による障害を受けやすい種類では、数年開けた方が良い場合もあります。
野菜 | 連作障害に対する強さ | 期間 |
スイカ | 非常に弱い | 5~6年 |
エンドウマメ | 4~5年 | |
トマト | とても弱い | 3~4年 |
ナス | ||
ピーマン | ||
ブロッコリー | ||
キャベツ | ||
ハクサイ | ||
ジャガイモ | 2~3年 | |
レタス | 弱い | 2~3年 |
大根 | やや弱い | 1年 |
チンゲンサイ | ||
コマツナ | ||
水菜 | ||
キュウリ | 比較的強い | 2~3年 (同野菜のみ避ける) |
ゴーヤ | 1年 (同野菜のみ避ける) |
|
ほうれん草 | ||
インゲン | ||
枝豆 | 非常に強い | 開ける必要はない |
落花生 | ||
ネギ類 | ||
参考:連作障害の起こりやすい野菜|株式会社大和 |
連作に弱い野菜でも、後ほど紹介する土の消毒がきちんとできていれば連作障害の被害は抑えられます。
しかし、リスクが高いのは事実です。
絶対に失敗したくない!と思うときには、土をプランターごとでわけて栽培する野菜を管理するなど、防止策を講じましょう!
では具体的に、消毒を含めた土の再生方法を解説します。
プランター菜園での土の再生方法をご紹介
それでは具体的に土の再生方法を解説します。
我が家の庭でおこなった時の写真付きで解説しますので、ぜひ参考になさってくださいね!
①土を出して鉢底石・ゴミなどとわける
まずはプランターから土を出して、土の部分とそれ以外の部分をわけます。
- 前回栽培野菜の根
- 雑草、落ち葉、枯れ葉などのゴミ
- 鉢底石
特に根はかなり張って土が固まっている可能性がありますので、しっかりほぐしながら取り除きましょう。
これはブロッコリーを作ったプランターです。
なかなか細かくたくさん根が張っていました。
根気強くほぐしながら取り除きましょう。
私は持っていないのですが、ふるいがあるときれいにわけられますよ。
↓ ↓
このように、根やゴミと鉢底石を取り除いていきます。
鉢底石には少し苦労させられ…次の栽培からは便利グッズを投入することにしましたので、後ほどご紹介しますね。
②ビニール袋などに包んで消毒する
いらない部分を取り除いて土だけになったら、ビニール袋などに包んで消毒します。
我が家は量が多いのでレジャーシートのようなブラックシートを使っていますが、ゴミ袋などで問題ないですよ!
シートの上に、もしくはゴミ袋の中に土を入れたら、水をかけて土全体を湿らせます。
全体をまんべんなく湿らせることができたら、しっかり包み込んで日当たりの良い場所に置きましょう。
このまま日光で土が暖められ、消毒されていきます。
本当はアスファルトかコンクリートの上に置けると、下からも熱が伝わってより高温になるのですが、あいにく我が家は芝生で…
それでも、よく晴れた日に土を触ってみると湯気が上がるほどホカホカになりますよ!
この状態で週に1回程度シートを開けてかき混ぜ、土が乾いていたら水を撒いて湿らせましょう。
3~4週間程度で消毒が完了します。
③養分や肥料を補充する
土の消毒が完了したら、足りていない養分を足しましょう!
その際には、肥料類を図って混ぜ込むのでももちろん良いのですが、我が家ではいつもこれを使っています。
これには土を再生させるための次のような原材料が使われています。
原材料名 | 成分 | 効果・効能 |
バーク堆肥※ | 樹木の皮を原料とした堆肥 | ・水はけをよくする ・土をふわふわにする ・栄養分 |
ピートモス※ | コケ類が堆積した泥を乾燥させて 細かく砕いたもの |
・保水性 ・養分を貯める ・土を柔らかくする |
パーライト※ | 火山岩を加熱し、 水分を蒸発させたもの |
・保水性 ・養分を貯める |
ココチップ ココピート |
ココヤシの殻の繊維質部分を 細かくカットしたもの |
・通気性が良い ・排水性を高め根腐れを防止する ・非常に軽い |
バシラス菌 (バチルス菌) |
土壌にも生息する微生物 (納豆菌もバシラス菌の一種) |
・有機物を分解して養分を作り出す |
※は、政令指定土壌改良資材 参考:9.土壌改良資材|農林水産省 |
これはあくまで今回我が家で使った再生材の原材料です。
ホームセンターや園芸店で購入できますが、ネットでも簡単に手に入りますので、車がない方などはこちらの方が便利かもしれませんね!
再生材・土壌改良材をいくつか紹介します。
↓ ↓
ホームセンターやネットを利用して購入しましょう♪
準備ができたら、消毒済みの土と混ぜ合わせます。
今回使用したものは「2割」の量を混ぜる…となっていますので、だいたい5分の1程度の量を混ぜました。
わかりにくいかもしれませんが、明るい茶色の部分が再生材です。
スコップと手を使って丁寧に混ぜます。
量が多いのでなかなか大変ですが、作業自体はとっても簡単です。
しっかり混ざり、ふかふかのきれいな土が仕上がりました♪
これで土の再生、リサイクルは完了です!
プランターや鉢に入れ、種や苗を植え付けましょう♪
野菜いの種類によっては追加で肥料が必要な場合もありますが、再生材にも養分が含まれていますので、私はこの状態で「元肥入り」として植え付けています。
こんな感じで家庭菜園を楽しんでいます^^
↓ ↓
自粛解除でも基本は自宅で。家庭菜園とお菓子作りが楽しい!
土の再生方法を解説しましたが、お気づきの方もおられることでしょう…
そう、土を混ぜる作業は結構大変です!!!
そこで、ベランダや庭を汚したくない方向けに、便利なグッズを紹介しますね♪
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ベランダや庭を汚したくない!あると便利な家庭菜園グッズをご紹介
プランター菜園や花壇づくりの悩みとしてつきものなのが…
そう、これが一番大変です。
特に子どもと一緒に楽しもう…なんて考えた日には、砂遊び状態でめちゃくちゃにされてしまいます。
そんな時にとても便利なのが、今回私が使ったようなシート類です。
まず我が家で使用したような、とてもシンプルなただのシート。
↓ ↓
もっと便利なのが、端を折り上げられるようになったシートです!
↓ ↓
これなら少し手元がくるっても土がこぼれないので、ベランダや玄関先を汚さずに済みます♪
スコップとふるいもセットになった商品もありますよ!
↓ ↓
家庭菜園やガーデニングをすぐに始められますね♪
また、土の再生で大変なのが鉢底石と土を分ける作業…
大きなサイズのプランター2個と、10号サイズの鉢1個分だったので、とても大変でした。
そこで今回の植え付けから投入したのが、鉢底石用ネットです!
↓ ↓
もしプランター1個分程度なら、石がネットに入った状態のものもありますよ!
↓ ↓
量が少ない場合なら、これがあれば本当に周りを汚さずに済みますね♪
まとめ
家庭菜園やガーデニングの植え替えの時、古い土は捨てずに再利用しましょう!
ただ、土の消毒に3~4週間時間が必要なので、苗を買ってきてから始めていては間に合いません。
事前に準備をして準備が整ってから、野菜や花の苗を準備してください。
土のリサイクルができればゴミも減り、家庭菜園のハードルが一つ下がりますよね♪
周りを汚さない便利グッズも活用して、きれいでストレスなく家庭菜園を楽しみましょう!