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引越しを考える時、賃貸情報誌や住宅情報誌、チラシなどで間取りとにらめっこして検討しますよね。
その時気になるのは、部屋数や部屋の広さ、専有面積や収納の多さ…
いろいろありますよね!
日当たりの良い外にたくさん干したいから、ベランダよりもバルコニーの方が良いですよね!
さて、わからなくなってきました。
窓から出られる洗濯物などを干せるスペース…あの場所は一体何なのでしょうか?
私はずっとベランダだと思ってきたのですが、バルコニーという言葉も聞きますし、そういえばテラスなんて言葉も…
それぞれの違いをしっかり理解しておかないと、「思ってたのとちがーう!!!」となってしまいますよね。
今回は、ベランダやバルコニー、テラスの違いについて詳しく解説します♪
是非最後までお付き合いくださいね。
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目次
ベランダ・バルコニー・テラスの違いとは?広さやてすりの規定はある?
ベランダ・バルコニー・テラスの違いを知るために、まずはそれぞれの定義について解説していきます。
ご自身のイメージしているものがどれにあたるのか、はたまたご自宅にあるものがどれにあたるのか照らし合わせながらお読みくださいね!
ベランダとは
まずはベランダの意味からまいりましょう♪
戸や窓を境に家屋の外側に張り出したスペースで、屋根があるもの。
ベランダには「屋根がある」ことが重要で、広さや高さには特に規定は無いようです。
屋根があることで雨をしのぐことができ、洗濯物を干す目的で使われることが多いものです。
…と思ったのですが、果たしてどうなのでしょうか。
バルコニーとは
バルコニーの定義は次の通りとなります。
戸や窓を境に建物の外側に張り出したスペースで、屋根がなく、手すりがあるもの。
形としてはベランダと同じように戸や窓から出られるスペースなのですが、バルコニーには屋根がありません。
これってベランダ?
マンションやアパート、ハイツなどの集合住宅では、このように上の階の張り出し部分が屋根の役割を果たしている場合が多いですよね。
これは、厳密には屋根とは言えず、このような形状のスペースは「バルコニー」となります。
「ベランダ」には、「わざわざベランダの為だけに付けた屋根がある」ことが必要となります。
また、2階以上の場所にあるバルコニーには「幅100cm以上、高さ110cm以上の手すり」の設置が義務付けられています。
きっと転落防止の意味があるのでしょう。
テラスとは
ベランダよりもバルコニーよりもさらにおしゃれなイメージがある「テラス」。
いやいや、そんなことないはず!(笑)
テラスはどのように定義されているのでしょうか。
戸や窓を境に建物から張り出し、地面から1段上がったスペース。
テラスには屋根や手すりに関しての規定がありません。
ただ、「地面から1段上がったスペース」であるので、1階部分にあります。
マンションなどの集合住宅の1階の部屋や、戸建て住宅の庭部分にあるものですね。
たとえ屋根が無くても、地面よりも高い位置に床が作られたスペースがあれば、そこは「テラス」となります。
てすりの規定があることや階による違いがあることもわかりましたが、広さは関係ないこともわかりました。
それでは少し視点を変えて、名前の由来についても調べましたのでご紹介しますね♪
ベランダ・バルコニー・テラスの名前の由来と特徴
私たちは…というか私は、カタカナ語を見るとつい英語由来だと思ってしまいますが、ベランダ・バルコニー・テラスはそれぞれ違う言語に由来しています。
まずは一覧表にしてまとめますのでご覧くださいね!
語源 | 意味 | |
ベランダ | ・ヒンディー語のbalanda ・ポルトガル語のvaranda |
建物から張り出した、屋根のない台のこと。 露台。 |
バルコニー | イタリア語のbalcon | 建物から張り出した、屋根のない台のこと。 露台。 |
テラス | フランス語のterrasse | 低い地盤に土砂を盛って高い位置に平坦な土地を作ること。 盛り土。 |
ベランダもバルコニーも、語源は違えど意味は同じ「露台」なんですね!
元々はどちらも屋根のない台のことを意味していたのがなんだか不思議です…
テラスは語源からも今の意味が伺えますね!
元は屋根がない台が語源だったベランダですが、現在は屋根があることが条件になっているので、3つの中で一番高級なのはベランダかもしれませんね。
ちなみに我が家の2階はこの形なんですが…
もしかしてバルコニーだったのかしら?
調べてみたところ、「庇や軒」があればベランダの扱いとなるようです。
軒は、屋根が建物の外壁から突き出た部分。庇は、日や雨を避けるための小型の屋根です。
どうやら我が家の2階の洗濯物干し場には、わざわざ長い軒がかかっているので「ベランダ」と言えるようです!
バルコニーは、ジュリエットが「ロミオ…あなたはどうしてロミオなの…」と言ったあの場所のイメージで間違いないのではないでしょうか(笑)
テラスは1階にあるバルコニーで、屋根もてすりもあってもなくても良い…と、一番自由度が高いのかもしれません。
ちなみに我が家はテラスもあります。
ちょっと細長いテラスですが、屋根も付けたので洗濯物も干せて気に入っています♪
椅子とテーブルを置くには狭いですが、シートを敷いて子どもたちとおにぎりをかじったりもしています。
でも、このスペースをウッドデッキと呼んだりもするのですが、正式にはデッキなのでしょうか?
その他、ルーフバルコニーやサンルームなど、気になる言葉がいくつかありますので調べてみました。
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ルーフバルコニー、ウッドデッキなど、他の似た言葉の意味とは?
家から飛び出たスペースで、ベランダ・バルコニー・テラス以外の名前の意味を調べましたのでご紹介しますね!
ルーフバルコニー
ルーフバルコニーは、バルコニーの中で下の階の屋根部分を床にしているものです。
マンションの上層階などに見られますね。
屋根部分なので、広さがあり日当たりも良く、洗濯物を干す以外にも、庭として使われたり家庭菜園などにも利用されます。
ウッドデッキ
「デッキ」の語源は船の甲板の「deck」です。
テラスと同じく、建物から戸や窓を境に飛び出した地面より高いスペースですが、テラスが庭の一部といった印象なのに対し、デッキは家の一部というイメージです。
船の甲板をイメージしているので、素材も木材や、木調のものが使われています。
やっぱり我が家の庭にあるのはテラスではなくデッキなのかな、と思います!
高さも室内の床と同じ高さに合わせています。
サンルーム
サンルームとは、室内の中で、屋根や開口部をガラスにして日当たりを良くした部屋のことです。
賃貸住宅にも「サンルーム付き」の物件が時々見られますよね。
雨に降られる心配なく洗濯物を干せたり、最近では花粉やPM2.5対策として取り入れられる場合も多いようです。
戸建て住宅でサンルームを後付けすることは難しいですが、家から張り出したテラス部分をガラス張りの屋根と壁で囲う事でサンルームの役割を持たせることができ、これならリフォームで増築することができますよ!
このような方法は「テラス囲い」と呼ぶようです。
「なにそれ?」とならないように、是非知っておいてくださいね♪
縁側
昔ながらの日本家屋に見られる「縁側」。
縁側はサンルームとよく似ていますが、部屋と言うより廊下のような細長い空間です。
隣の部屋とつながっていて行き来できる場合もありますので、実際に廊下の役割を持っていますね。
床は畳ではなく板敷きで、ガラス戸で外を見ることも、そこから外に出ることもできます。
ちなみに、縁側から外に出た部分にさらに板敷きのスペースがあることがありますが、この部分は「濡れ縁」と言います。
まとめ
ベランダ・バルコニー・テラスやその他の、「家から飛び出した部分」について解説してきました。
一覧表にしてまとめましょう!
名称 | 意味 |
ベランダ | 家から張り出した部分で、屋根がある |
バルコニー | 主に2階以上にあり、屋根がないベランダ |
ルーフバルコニー | 下の階の屋根部分を床としたバルコニー |
テラス | 1階にある家から張り出した部分で、地面より高くなっている 庭の一部として考えられる |
ウッドデッキ | 1階にある家から張り出した部分で、地面より高くなっている テラスより広く、部屋の続きのイメージ |
サンルーム | 屋根や開口部がガラス張りの、日当たりの良い部屋 |
縁側 | 部屋と外の間にある、板張りの廊下のようなスペース |
- ベランダとバルコニーの違いは屋根の有無
- バルコニーとテラスの違いは2階以上なのか1階部分なのか
- テラスとデッキの違いは広さや素材、庭なのか部屋の続きのイメージなのか
このように見分けることができますね。
日常生活で、すでに家にあるものを呼び間違っても大きな問題にはなりませんが、これからお部屋探し・おうち探しをしようと考えている場合には、勘違いしていたら大変なことになるかもしれません。
しっかり覚えていただいて、「イメージと違った!」と嘆くことが無いようになさってくださいね♪