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寒くなってくるとクリスマスに年賀状にお正月…いろいろと忙しいですよね。
加えて大人になると考えなければならないのがお歳暮なのですが、お歳暮はいつ頃に贈るのが正しいのでしょうか?
ちなみに皆さま、お歳暮の習慣はありますか?
昔は勤め先の上司に贈ったりしていたようですが、今はその習慣はあまりなくなっているように思います。
私たちのこの習慣、正しいのでしょうか!?
なんだかふと不安になりましたので、ここでお歳暮について以下のような内容を調べることにしました!
- お歳暮に由来やを贈る意味とは
- お歳暮はいつからいつまでに贈るものなのか
- お歳暮は誰に対して贈るものなのか
- お歳暮とお中元の違いは何か
- お歳暮とお中元は両方贈るべきなのか
日々の暮らしのこととは違う特別な習慣なので、実は間違っていた…なんてことがあるかもしれません!
この機会にお歳暮について正しい知識を身に付け、贈る相手に失礼のないようにしましょうね。
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目次
お歳暮は何のために贈る?由来や意味とは?
お歳暮は何のために贈るものなのでしょうか?
…自分たちも食べることが前提です(笑)
本来は、絶対こんな意味じゃないですよね…
まずはお歳暮の由来から確認していきましょう!
お歳暮の由来とは
日本では古来からお正月に先祖の霊をお迎えするためにお供えをする習慣がありました。
そのお供え物を、分家の人やお嫁に出た娘・近所の人などが年末に手渡しで持って行っていました。
これがお歳暮の始まりとされています。
先祖へのお供え物として持参していたのは、するめや餅・数の子・塩鮭など日持ちする珍味のようなものが主流でした。
今のお歳暮の形式に近づくのは江戸時代以降と考えられています。
江戸時代になると、武士の世界と商人の世界の両方で現在のお歳暮に近い習慣が始まります。
武士の世界では、所属している組合の長に年末の挨拶で贈り物をする習慣が、商人の世界ではお盆と年末の年2回、取引先に売掛金を精算する際にお礼の贈り物をする習慣が根付きます。
これが現在のお歳暮やお中元へとつながったと考えられています。
お歳暮の意味とは
お歳暮は先祖へのお供えや、武士や商人の年末挨拶として始まったことがわかりました。
現在は「お世話になった方に1年間のお礼を込めて渡す贈り物」という意味があります。
贈る物も、日持ちする食べ物の他、スイーツやお酒など贈る相手の好みに合わせたものを贈る傾向にあります。
デパートなどでもさまざまな商品が売られていますよね。
お歳暮の由来や意味は分かりましたね。
年末の習慣だとわかりましたが、もっと具体的な期間について次の章でご紹介しますね!
お歳暮を贈る期間はいつからいつまで?
お歳暮は冬の習慣ですよね。
だいたい年末に…というイメージがありますが、具体的には何月何日から何月何日までに贈るものなのでしょうか?
一般的に、お歳暮を贈る時期は12月13日~12月20日までとされています。
なぜ12月13日からなのでしょうか?
実は12月13日は「正月始め」や「正月事始め」と言われ、正月の準備を始める日とされているのです。
1年の汚れを掃除する「すす払い」や、正月飾りの門松の準備を始める「松迎え」などの正月準備を始めるのです。
現在はエアコンが主流で、「すす」と言ってもイメージがわかないかもしれませんが、昔は食事を作るのも暖を取るのも明かりをとるのも火だったので、天井や屋根にはすすが溜まります。
お正月に神様をお迎えする前に、すすを払って家を清めていたのです。
そう考えると、今でも12月中旬に入ると「本格的に大掃除しなきゃ…」と思うので、同じですね。
お歳暮は正月準備期間中に贈るものですが、あまり暮れに迫ると忙しすぎるのでお相手に失礼だと思われるため、12月20日までに贈るのが一般的となっています。
地域や内容によって、贈る時期の差もある
ここまでご説明したような理由から12月13日~12月20日までに贈るのがマナーとされていますが、若干の地域差もあります。
関東:12月1日~12月31日
関西:12月13日~12月31日
関東では少し早いのですね。
最近は多くの百貨店などで11月からお歳暮の予約がスタートするので、関東に限らず全国的に少し早くなっている傾向にあるようです。
また、お歳暮で正月用品を送る場合などは、あまり早くに贈るのもご迷惑ですので、年末に近いほうが良い場合があります。
例えば数の子なんかがそうですよね。
↓ ↓ ↓
蟹なんかも…
↓ ↓ ↓
お正月のごちそうとして贈るのであれば、あんまり早くに届いても困りますよね。
ものによっては、関西や関東以外の地域でも12月20日を過ぎてから届くように手配したほうが良い場合もありますので、 用途などをよく考えて準備しましょうね♪
挨拶関係はいつまでに?と気になるものが多いですね。引越しの挨拶についてはこちらの記事をご参照ください!
↓ ↓ ↓
引越しの挨拶はいつ、どこまで行くべき?留守の時はどうする?
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お歳暮を贈る相手とは?
お歳暮を贈る時期はわかりましたが、いったい誰に贈るものなのでしょうか?
お歳暮を贈る相手に明確な決まり(何親等まで…とか)はありません。
贈る相手は「お世話になった人」としか言いようがなく、とっても曖昧です。
実家にお歳暮を贈るのは元々の意味に近いですから、もちろん贈れば良いでしょう。
一昔前は会社の上司などに贈る習慣がありましたが、最近ではほとんどなくなっているのではないでしょうか。
その為、上司にお歳暮を贈るかどうかは会社の規定や流れに合わせるのが賢明です。
片方では年賀状のやり取りさえ控えるようにお達しがあったぐらいです…
会社によって考え方や決まりが異なりますので、よく確認してくださいね。
お歳暮を贈らないほうが良い相手とは?公務員はNG?
お歳暮を贈るかどうかを考える時、贈らないほうが良い相手にも注意する必要があります。
よく悩むのは「喪中の相手」ではないでしょうか。
喪中の場合、お相手はお祝い事を避けられるので気になるところですが、お歳暮は「お世話になったお礼」ですのでお贈りして構いません。
ただ、ご不幸から日が浅い場合には控えたり、お贈りする品物にも配慮したほうが良いですし、一言言葉を添えられるのであれば、お悔やみの気持ちも伝えると良いですね。
公務員にお歳暮を贈っても良い?
お相手が公務員の場合、注意が必要です!
公務員は「利害関係にある相手から金品を受け取ってはいけない」と厳格に定められています。
ワイドショーのネタになってしまいます!
かと言って、例えば公務員の親に対して子がお歳暮を贈るのがダメというわけではありません。
あくまで「利害関係にある相手から」受け取ってはいけないのであって、全く関係ない家族や友人関係では問題ありません。
ただし、家族関係でも微妙な間柄の場合は注意しましょう。
例えばそれぞれの実家が役所と、役所と取引のある民間企業などであった場合、親同士のお歳暮のやり取りは危険です。
良かれと思ってお贈りしても、相手は受け取るわけにいかず返すしかないので、余計な気苦労と手間をかけることになってしまいます。
そのようなことにならない為に、お相手のことをよく理解するようにしましょうね。
お歳暮とお中元の違いとは?
お歳暮についてはかなり分かってきたと思いますが、よく似た習慣に夏のお中元がありますね。
お歳暮とお中元は、何が違うのでしょうか?
本当はお中元も贈らなければならないのでしょうか?
最後にお中元の意味について解説していきます!
お中元の意味
お中元もお歳暮と同じく、「お世話になったお礼」としてお贈りするものです。
由来は中国の道教の習慣と言われています。
古来の中国では、1月15日を上元・7月15日を中元・10月15日を下元(それぞれ旧暦)と呼び、神様の誕生を祝う日でした。
その時に人々が神様へお供えをした習慣が日本に伝わり、日本のお盆の習慣と合わさって夏に贈り物をする「お中元」へと変わっていったと考えられています。
お歳暮が年末のお礼なのに対して、お中元は年の真ん中のお礼という違いがあります。
お歳暮とお中元は両方贈るべき?どちらを優先するべき?
お歳暮とお中元は両方贈るべきなのでしょうか?
もちろん両方贈るのが一番良いかもしれませんが、気持ちの問題なのでどちらか一方でも構いません。
どちらでも良いですが、お中元が「半年間のお礼」なのに対してお歳暮が「1年間のお礼」なので、お歳暮を優先される場合が多いようです。
夏にはお盆に「お供え」を持って行くので、時期的に重なるな…とも思います。
同じように考える方も多いのかもしれませんね。
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まとめ
お歳暮の由来や意味から、贈る時期・相手について解説してきました。
- お歳暮は先祖へのお供えや、武士や商人の年末挨拶が由来
- 1年間のお礼としてお世話になった人に渡す
- 一般的に12月13日~12月20日までに贈る
- 関東では12月1日~12月31日まで、関西では12月13日~12月31日まで
- 贈る品物によって、失礼や相手の迷惑にならない時期を考える
- 上司や会社関係にお歳暮を贈るかどうかは会社の規定や流れを確認する
- 相手が公務員の場合、利害関係がないかどうか確認する
- お中元は「半年間のお礼」として贈るもの
- 両方贈っても片方でも構わない
- どちらか一方の場合、お歳暮が優先されることが多い
お歳暮は1年のお礼の気持ちを伝える贈り物ですから、間違った贈り方をして逆に失礼にならないよう、注意したいところですね。
贈る相手の状況や好みなど、よく考えて品物も決めましょう。
さて、私たちは今年は何を贈ろうかなぁ…
親子なので、たまにはリクエストを聞いてみるのも良いかもしれません♪
皆さんも、せっかくなのでお歳暮を楽しんでくださいね。
かく言う私も、お歳暮は私と夫の各実家に贈るのみ…
それも、なんとなくお中元は贈らずお歳暮だけを贈っています。